子どもたちに教えられる春
入学して1か月が経ち、新しい生活にも少しずつなじんできたようです。
制服姿や通学のリズム、帰ってきてから話してくれる一日の出来事。ほんの少し前まで、親の手をぎゅっと握って歩いていたように感じるのに、気づけばそれぞれが、自分で選んだ場所で、自分の未来に向かって歩き始めています。

子どもの成長は、ある日突然訪れるものではなく、毎日の小さな積み重ねの中で、少しずつ、でも確かに進んでいるのですね。
娘は、2歳の頃から一度も夢がぶれませんでした。
小さな頃から「こうなりたい」と話していたその夢を、ただの憧れで終わらせることなく、自分の意志で育て続けてきました。
そしてこの春から、専門学校と大学のダブルスクールが始まります。
決して楽な道ではないと思います。
時間の使い方も、体力も、気持ちの切り替えも、きっとこれまで以上に求められるはずです。
それでも娘は、自分で見つけた夢への道を前にして、「やり切る」と目を輝かせています。
その姿を見るたびに、母として誇らしさと愛しさが込み上げてきます。
私が何かを教えてきたというより、むしろ娘のほうが、「夢を信じること」「好きなことにまっすぐ向かうこと」の尊さを、ずっと見せてくれていたのだと思います。

息子もまた、4歳の頃から抱いてきた夢にまっすぐです。
この春、新しい高校生活が始まりました。
環境が変わり、新しい友人や先生との出会いの中で、少しずつ自分の世界を広げているようです。
これまでの人生の中で、ふたりともたくさんの選択肢に出会ってきました。
周りの声に揺れることも、違う道が魅力的に見えることもあったかもしれません。
それでも、自分の心が本当に向かいたい場所を大切にしながら、それぞれの道を選び続けてきました。
その姿に、ただただ胸が熱くなります。
小さかった背中が、今は未来を見つめている。
手を引いていたつもりが、いつの間にか、私のほうがその背中に励まされている。
子育ては、親が子どもを育てる時間だと思っていました。
けれど本当は、子どもたちの存在によって、私自身も何度も育て直されてきたのだと感じます。
思い通りにいかない日も、迷う日も、忙しさに心をなくしそうになる日もありました。
それでも、子どもたちが毎日を一生懸命に生きる姿は、私に大切なことを教えてくれました。
夢を持つこと。
人に優しくあること。
自分の選んだ道を信じること。
そして、今日という一日を丁寧に積み重ねること。
ふたりがこれまで積み重ねてきた“信じる力”と“優しさの習慣”は、きっとこれからの未来を、やさしく照らしていくと信じています。
もちろん、これから先、うまくいくことばかりではないかもしれません。
悔しい日も、立ち止まる日もあるでしょう。
けれど、どんな道を選んでも、どんな気持ちで帰ってきても、安心して羽を休められる場所でありたい。
頑張る背中を見守り、迷った時にはそっと灯りをともす。そしてまた、自分の力で歩き出す姿を信じて送り出す。
それが、母でいられる私の、何よりの幸せです。

この春、子どもたちの新しい一歩に、私自身も背中を押されています。
子どもたちに負けないように、私もまた、自分の夢と人生を大切に、今日を丁寧に積み重ねていきたいと思います。
美習慣コーチ® 長谷川 千尋


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