森の時計はゆっくり時を刻む

「北の国から」ゆかりの麓郷で、桜並木の清掃活動に参加しました。
出発前には、倉本聰先生からあたたかなエールを。

聴先生と出会ったのは学生の頃、ゴルフ場を森に戻す植掛活動でのこと。木こりだった祖父のもとで育った私に、「それは良い環境で育ちましたね」とかけてくださったお言葉が、今も心に残っています。

娘には「天然の森が無数の種を撒き、芽を出す」という意味の「実生(みしょう)」より『実生(みお)』、息子には「勇ましく、こころ貴く生きよ」と『勇貴(ゆうき)』という名を授けていただきました。

自然から学ぶことの大切さを、先生はいつも教えてくださいます。

“森の時計はゆっくり刻むけど、人間の時計はどんどん速くなる”
そんなに急いで、何のために時間を余らせるのか?
立ち止まり、自分の時間の使い方を見つめ直すー
森の中で、そんな問いかけを静かに噛みしめました。

吸い込まれそうな滝、小鳥の声、陽のぬくもり。そして森の時計でのカフェタイム。

価値観を分かち合える友人と過ごす、心満たされるひととき。

自然の恵みと、心を整えてくれる森の時間、そのすべてに、深く感謝した一日でした。

美習慣コーチ® 長谷川 千尋